猪狩蒼弥沼落ち回顧録
生まれてすぐ七歩歩まれ、
右手で天を、左手で地を指差し、
天上天下唯我独尊と高らかに宣言。
花が咲き乱れ、日が差し、雨が降り注ぐ。
むかしむかしのそのまた昔。
お釈迦様が誕生なさった際の有名なエピソード。
この常軌を逸したお話が、語り継がれてきた伝説に過ぎないと理解していながらも、初めて聞いたときは思わず笑ってしまいました。世界三大宗教のひとつ・仏教の祖ともなれば、ここまで神格化されるのかと。
しかし、
もし仮にこれが猪狩蒼弥のエピソードであれば?
猪狩蒼弥のこととなれば、勿論話は別です。
私はきっと、仏教を信ずる人々がお釈迦様のエピソードを何の違和も無く受け入れたのと同様、「あぁそうなのか。やっぱすげぇや猪狩蒼弥。」と何ら疑うことなくその内容を受け入れ、流れるように五体投地してしまうような気がします。
その程度には、猪狩蒼弥という存在そのものを無条件に信じ、
そして崇めているという訳です。
さて、本日。
2020年9月20日。日曜日。
記念すべき 猪狩蒼弥さん18歳のお誕生日。
弱冠17歳にして、止まってくれない時間の残酷さに溜息をつき、近付く自分の誕生日に何処か鬱々としてしまう。そんなモラトリアム人間予備軍な私ですが、大好きな人の誕生日というのは、やはりこの上なく幸せな瞬間であり、彼がこの世に生を受けて6,575日目の今日の日に、同じ世界線で生きているという事実をしみじみと噛み締めています。
何と言っても18歳になれば結婚が合法です。
ちなみにゼクシィの最新号の付録は、JILLSTUART レザー調バック&ミニポーチ2点セットだそうです。付録に複数の綴じ込みに婚姻届は2枚!あれこれ付いて300円ってお得ですね!プロポーズされたらゼクシィ!!!
記念すべき今日この佳き日。
盛大にお祝いしたかったのですが、高校三年生の私は現在受験生真っ盛り。余裕は皆無。この状態で大々的にお祝いなんてあまりにも後ろめたくて、私の中の無けなしの道徳心が手放しに楽しむことを許してはくれませんでした。
しかし、そうは言ってみたものの、何もせずに終わるのも何だか癪。そんな私に残された最後の選択肢、はてブ。
必要なものは、機械ひとつに身ひとつ。それから少しばかりの時間。言ってしまえば文字を打つだけですから、クオリティに目をつぶってしまえば、割くべき労働力や伴う罪悪感が他に比べて圧倒的に少なく済む上、言語化してアップロードしてしまえば文章の巧拙は置いておいてひとまず形に残ります。
昨日までは、はてブすらも受験生だし…と自制していましたが、今日は再三述べている通り猪狩さんの誕生日。限界受験生の私だって謳歌したい。いや、謳歌すべき。
元々言葉を紡ぐというアウトプットの行為で自分を取り巻くあれこれをインプットする人種だったので、文字起こしへの意欲は嫌という程有り余っていました。何ならiPhoneのメモにダイイング・メッセージみたいなのものも数件。
そうして私は遂に憧れのはてブに手を出したという訳です。
(はてブかnoteか迷い、デザイン等に拘りがない上にスマホでの操作がより容易ということでnoteに傾きかけたものの、ヲタクのはてブは長年の夢だったのでひとまずはてブを開いた次第)
善は急げ。鉄は熱いうちに打て。
沼落ちブログは早いうちに書け。(?)
何はともあれ、私はこの機会に猪狩蒼弥さん18歳のお誕生日を祝し、憧れの沼落ちブログを綴りたい。
題して、
『猪狩蒼弥沼落ち回顧録』
(あまりにもそのまま)
沼落ちブログ、受験生であるが為に躊躇していたことも、書くまでに時間を要した大きな理由ですが、細々した理由は他にもありまして、例えば、”果たして沼落ちの終わりってどこなんだ?”という素朴な疑問の答えが見つからない。
言い換えるなら沼落ちの過程における沼の底をどこと定義するのか。非常に難しいところです。
電車で6つ目の沼の底という駅…(釜爺)(?)
『間違えるなよ。昔は戻りの電車があったんだが近頃は行きっぱなしだ。それでも行くかだ。』
という釜爺の台詞、沼落ちヲタクに置き換えると絶妙な重みがありますね(?)
過去の彼らに戻りの電車があったか否かは存じませんが、近頃の彼らに戻りの電車が無いというのは身をもって体感しております。
結論から言うと、私はそれでも行ってしまいました。
というか気が付いたら沼の底に着いていました。線路を歩いて帰るつもりも無ければ、連れ戻しに来る龍も居ません。作間龍斗なら居ますが、彼は連れ戻すどころか引き込んでくるので話になりません。
※伝わらなかった方はぜひ『千と千尋の神隠し』をご覧下さい
そんな訳の分からぬことを綴っている今、気が付いてみれば沼落ちの始まりから早半年。私の生活はすっかり、猪狩蒼弥やHiHi Jetsと共にあるものとなりました。
無論、彼らの底無し沼感は否めませんが、沼落ちという過程における底に到達しきった感はありますし、このタイミングを逃したら一生書かないような気もしているので、この機会を利用して忘れないうちにあれこれ綴っておきます。
※ここから始まる沼落ちブログは、むしゃくしゃした私が河●塾帰りの電車の中で思い立ち、手の動くままにキーボードを叩いて出来た即席ブログです。巷で話題のウィットに富んだ沼落ちブログとは違い、だらだらずるずると続いて参ります。また、お話を進める都合上、省略したり誇張したりといじられている部分がございます。更に字数を確認したところ、1万字を超えてしまっているようです。ごめんなさい。
それではスタートです。
(前置き時点で原稿用紙4枚を越えてしまう女、話のまとまらなさの権化)
遡ることおよそ半年…
2020年2月末。
時は戦国(ではない)。突如発生した得体の知れぬ疫病が我々の社会をあっという間に蝕み、日本、そして世界が混沌を極めていた(これはマジ)。
その頃の私は、春待つ高校2年生。
今をトキメクJKの端くれとして、それなりに充実した毎日を過ごしていました。
しかし、そのささやかながらも幸せな日々は、得体の知れぬ圧倒的な脅威によって突如断たれることとなります。
日本国内全国一斉の休校措置。WHOからのパンデミック宣言。東京オリンピック開催延期の発表。追い討ちを掛けるように出された政府の緊急事態宣言。
同年1月からじわりじわりと忍び寄っていたコロナウイルスが、2月末を過ぎた頃から突然、何の前触れもなく私たちの当たり前の日常に影を落としました。
(そういえばですが、何となく決まりが悪く、未だ友人の殆どにジュニア落ちしたと伝えられていません。世間は狭いので身バレしないかビクビクしています。知り合いの皆さん。私は元気です。見かけてもそっとしてください。よろしくお願いします。)
当時の私、拙いなりに高校生活の全てを懸けて打ち込んできた活動が遂に実を結ぶ日まであと僅かというところだったのですが、ゴール直前にして全く予期していなかった形で終わりを迎えることとなります。
有難いことに人には本当に恵まれ、根気よく気遣ってくれる友人・家族・先生等々、やさしい周囲の人が数多く居たものの、掴みかけた夢が跡形も無く消えたことに酷く動揺した私は、冗談抜きで文字通り毎日号泣。あたたかい言葉に泣き、遣る瀬無さに泣き、不甲斐なさに泣き、泣いても変わらない現実に泣き尽くしました。
そんなことをしているうちにいよいよ涙も枯れ果て、心が凪いでもぬけの殻となり、そのまま休校期間に突入。
それからしばらく。
どうしても捨てきれなかった希望に反して悪化の一途を辿り出すコロナ情勢と、それにつられて露呈し始める人間の愚鈍さ。自分という生き物は想定していたよりもずっと脆く、生活の支柱を失った私は、面白いほどに機能しなくなりました。
極限まで狭まった行動範囲。失われてしまった日付感覚。
1日の大半を自室のベットの上で費やし、思い出したように病み、これといった何かをする訳でもなく、ただただ無感情に虚空を見つめる姿はまるで屍です。
元々、精神的に脆弱な部分があると自覚していた私、これ以上落ちたら戻ってこれなくなる、こんなところで犬死するわけにはいかない、と必死になって悪足掻き。家族や友人らに甲斐甲斐しく世話を焼かれながら無事どうにか退廃的な生活を脱し、QOL激低ながらもギリ人間認定が下るぐらいの生活を送れるようになりました。
ある日の夜。
そんな私に転機が訪れます。
きっかけは、アイドル界隈外の元推し経由で仲良くなった友人が掛けてくれた一本の電話でした。電話すべき要件があるわけではない、所謂「暇電」です。
実は彼女、元推しを愛でる傍らで、ジュニアに推しを持つヲタク姐さん。間接的ではありますが、猪狩さんと私を繋いだ立役者に当たります。(圧倒的感謝)
面倒見が良い姐さん。電話の途中でヘラってる私に近況を尋ねてくれました。
ほぼ愚痴な近況報告をただただうんうんと聞いてくれるその優しさに甘え、半分泣きながらまとまらぬ言葉を吐き続け、最後に不意に口をついて出た一言。
"新しい推しが欲しい"
意図せず零した言葉でしたが、紛れもない本音。それもそのはず。その頃の私、オタクとしてあまりにも不安定。
(生まれてはじめて好きになったアイドルが年末に活動休止を控え、その次に好きになったアイドルは数年前から疎遠になってずるずると茶の間。以前アイドル界隈外にも推しが居たものの、俄かに気持ちが冷めて突然の担降り。)
基本的に自分の中の宗教的立ち位置を占めるものとして推しを捉えている私は、居るだけで世界の全てを許せてしまうような、圧倒的且つ絶対的な救済(=推しの存在)を渇望していました。コロナで荒みきった末法の世を生き抜く中では尚更です。
そんな私に、ヲタク姐さんは問い掛けました。
「最近気になってる人居ないの?」
問われた私。
少し考えて、投げられた質問に答えます。
「松村北斗さんの顔バカ好き。」
夢…恋…桜…(?)
JAPONICA STYLE…(?)
※Hiレベルな女、切り口が斜め
※ご覧のはてブロは猪狩蒼弥の沼落ちブログです
※お使いの端末は正常です
(ちなみに松村北斗さんは、俳優・松坂桃李さん目当てで見ていたドラマで初めまして。その後、デビューを機にテレビ等で見かける機会が増えたことでその存在をはっきりと認識するようになりました。)
「じゃあとりあえずリンク送るから。余裕ある時で良いから。ストのYouTube見て。早くこっちおいで。」
そう。全てはこの“ヲタクの一声”からはじまりました。
実はかなり前から度々ジュニアを布教をされていた私。しかし、それまでの私が推しに困るということは特段無く、また、何かとしんどそうなジュニア方面には死んでも行かないと心に決めていた為、適当に流し続けていたのです。
(今となってはもっと早く踏み出していればもっと早く猪狩蒼弥に出会えていたかもしれなかったのにどうして…と悔恨の念にしばしば押し潰されそうになります。)
さて、ここで一度、私のジャニオタ遍歴を確認しましょう(?)
沼落ちブログ、まだ序盤も序盤なのでジャニオタ遍歴の確認に時間を割いている余裕は無いのですが、沼落ちの軌跡を語り散らかす上で抑えるべき点を少しだけ。
この2人が私のドルヲタ人生の軸になります。
まずは嵐・大野智。
大野さんは、母親の影響を色濃く受け、幼少から深くお慕い申し上げてきました。やや誇張っぽくなるものの、物心ついた時には既にぞっこんといった感じで、何に惹かれ何処で心を奪われたのか全く記憶が無いのですが、年端もいかぬ私にアイドルという存在の価値を教え込んだのは、紛れもないこの人。はじめてのライブ、はじめての団扇、はじめてのCD、などなど、アイドルに纏わるはじめての殆どを彼に捧げたと思います。今日までのドルヲタ人生や今日の私に息づくアイドル哲学はここを原点に育まれたといっても過言ではなく、私が生まれてはじめて出会った"アイドル"そのものでした。
神山さんは、幼き日の私に痛みを植え付け、その後のドルヲタ拗らせに大きく貢献してくれた人物です。私がアイドルに溺れゆく過程で偶然出会い、ぼんやり見つめる内に強く惹き付けられ、いつの間にか心に棲み付いてしまっていました。先述の通り、アイドルに纏わるはじめての多くを、大野さんに捧げてきた私ですが、ジュニア時代を遠巻きに仰ぎ見たこと、波乱のデビューを前に固唾を飲んで涙したこと、デビューしてやっと会いに行けるようになったこと、眇眇たるヲタクなりに全身全霊尽くして彼に愛を伝えようとしたこと、手放す選択をしても綺麗には消せないこと、その記憶の全てが神山さんだけのものでした。
ちなみに現在は、嵐活動休止までヲタクを全うする他の選択肢は無いよなあと腹を括って目一杯の愛と感謝を抱き締めながら大野さんを推し推しする傍ら、現場を離れた茶の間から好き勝手に神山さんを見守っております。
出会いから時が流れ、大野さんにはリミットが付き、神山さんとは少し距離が離れましたが、今でも2人は私の大好きなアイドルで、私の特別なアイドルで、私はいつ何時も2人の幸せを願ってやみません。
ジャニーズタレントできちんと応援した経験があると自信を持って言えるのはこの2人に限られますが、大前提として、【ジャニーズアイドル】という【概念】が好きなので、人に誘われれば他グルの現場に赴くこともしばしば。
ただし、それはデビュー組に限った話で、ジュニアとなると現場はおろか映像ですら怖いから嫌だの一点張り。
というのも神山さんを推すに至るまでの過程で、ジュニアという存在は幼かった私に圧倒的なトラウマを植え付けており、それを長らく引きずっていたのです。(まあ大体お察しの通りですが、この話は長くなるのでまたいつか別の機会に。)
ただ、リビングで気まぐれに垂れ流される少クラを横目で眺め、ドル誌をぱらぱらと捲るのは日常茶飯事で、記憶力が悪いほうでもないため、人やグループの名前なんかはうっすら認識していました。しかし、それ以上踏み込むことは一切なく、自分が今世でジュニアのオタクになることは断じて無いと長年信じて疑わなかったのです。
(話に戻りましょう)
何時間喋っていたのでしょうか。
他愛の無い話も尽きてきて、そろそろお開きにしようかとなった電話の切り際。
「あ!リンク!送っとくから!!見てね!!!」
しっかりと念押し。
ヲタク姐さん、抜かりのない女です。
う~ん困ったなぁなんて思いつつ、これといってやることがあるわけでもない私。誘いを断る適当な理由も無く、届いたリンクを大人しく踏みました。
(ささやかな感謝の気持ちを込めてリンク失礼致します)
およそ1週間後…
最悪の状況に陥る前に踏みとどまったとは言えど、決して褒められたものではない生活。立派なヒキニートと化した私は、薦められたまま、ストチューブをひたすら視聴。
日が昇ろうと沈もうとお構いなしに、手当り次第に動画を漁った結果、Jrチャンネル・SixTONESチャンネルに上がっていたおよそ150本もの動画をあっという間に総覧。
結果として冗談抜きでめちゃくちゃ面白かったし、今までジュニアという雑な括り方で過剰に敬遠してきたことに罪悪感を抱くほどに魅力的で、こんな彼らがデビューして世に放たれたのかと考えると震えそうなほどに刺激的でしたが、余計なことをあれこれ考えて尻込み。あとひとつ踏み込むことが出来ませんでした。
それから更に数日後…
携帯に一件の通知。SixTONESきっかけから通知を取るようになっていたジャニーズJr.チャンネルからです。
通知を開いて出てきたのが、
ZENSHIN ダンス動画でした。
(実はZENSHINの前日には美少年のダンス動画も上がっていたのですが、その通知は他のものに埋もれたまま消してしまったのか、私の記憶には残っていません。つまるところ、HiHiのZENSHINの通知に気付いたのは偶然の産物。この1本の動画との邂逅は、何かの巡り合わせだったのだと思います。)
HiHi Jets 【ダンス動画】 ZENSHIN (dance ver.)
SixTONESのパフォーマンスを見て、踏み込む勇気は出なかったものの、ステージに立つJr.に俄然興味が沸いていた私。深入りしなければいいだろうと何の気無しにその通知をプッシュしてしまいます。
しゅうっ❕ぽっ❕
ZENSHIN~🎶前進~🎶ZENSHIN~🎶前進~🎶
駆けぇっ出っすっ夢ぇ〜🎶🎶🎶
せーのっ(👏🏻👏🏻👏🏻 👏🏻👏🏻👏🏻 👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻)
よっ(👏🏻👏🏻👏🏻 👏🏻👏🏻👏🏻 👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻)
開始20秒の私「…ちょっと待って?」
虚ろな目で追っていた画面の中に、駆け出す🎶の時とよっ🎶の時、よく分からんけどめちゃくちゃ可愛い人を見つけてしまいます。
黒色の上下に、黄色のラインが入った上着を羽織った髪の毛がほわほわの彼。
紛れも無い猪狩蒼弥でした。
推し選びに慎重だった私が、一目惚れなんてしないはずの私が、ジュニアには手を出さないと誓ったはずの私が、理屈では説明出来ない感覚に襲われたあの瞬間。
本能あるいは運命。
脳から出された司令に従って一時停止ボタンを押した私は、一旦YouTubeを閉じて、念入りに深呼吸をして、Google先生に教えを請う事にします。
はいはいじぇっつ [検索]
HiHi Jets プロフィール
心の声:
ん〜。あっこの子かな???
というかこの子、1周年動画居たよね?
飄々とした雰囲気のドルガバの子か!!!
(繋がる記憶)(スト出演動画全履修が役立つ瞬間)
猪狩蒼弥 プロフィール
https://j-island.net/artist/person/id/26
HiHi Jets 猪狩蒼弥
生年月日 2002年9月20日
血液型 A型
出身地 東京
ふーん、スト動画以外でも何処かで見かけたことあるかも。
忘れられない独特の顔立ちしてるなぁ、
かなり嫌いじゃないなぁ、、ん?
?!???!(開眼)
2002年って私の知ってる平成14年の2002年(?)(錯乱)
同い年(?)同い年のアイドル(?)どういうこと(?)
えっ(?)意味わからなくない(?)ヤバくない(?)(冷汗)
えっと…とりあえず続き読まなきゃ……
趣味 間食
特技 「痛い」っていわない
将来の夢 「猪狩家」を名家にすること(笑)
ファンの皆さんへ一言 みんなのアイドル猪狩です♡いつでもどこでも、どこかから君を見てるよ!これからもずっと一緒だね?♡
「いや趣味特技夢一言の4連のクセがスゴい!!!」
文面からも推察いただけるように圧倒的混沌ですが、脳内のノブの人格を宥めつつ、ひとまずYouTubeに戻り、途中で止めた動画を最後まで見ることに。
参考資料1⃣:
覚えている限りのZENSHIN動画初見印象
- 猪狩さん→逃げないと大変なことになりそう
- ゆうぴ→醸し出す謎の主人公属性せこい
- 作ちゃん→フィギュアスケーター
- 瑞稀くん→ファンに可愛がられてそう
- 橋本さん→何この白シャツに合う美男
ヲタクの本能、あながち間違っていなかったようです。
動画の最後、迫り来る猪狩さんに対して発せられた
「ア゙〜!やめて来ないで!」
という作ちゃんの言葉、今考えれば私が一番叫びたかった。
可愛い上に格好良いし、大人っぽいのに子どもみたいだし、キラキラなのに親しみを感じてしまう。相反しているはずの事象がグループ全体に乱立している。
なにこのハズレ無し百味ビーンズみたいな人達。(比喩下手か)
当然、こちらのダンス動画視聴後に私の中の乱れが鎮まることは無く、むしろ余計にとっ散らかり、収拾が付かなくなってしまうわけです。
おっ早くも沼落ちか?と思われますが、私には懸念事項が。
気になった彼は同い年。しかもジュニア。
私がこれまで推してきた人はアイドルに限らず例外なく年上で、1番近くても恐らく6歳上から。ジュニアに対しては、SixTONESさんの動画履修をきっかけに向き合う姿勢を多少を改めたつもりでしたが、過去の記憶がそう簡単に癒えるはずもなく、また、本能的に沼の深さを感じて居たのか、無条件に敬遠する癖が抜けませんでした。
参考資料2⃣:
猪狩蒼弥のココがスゴい!
「私の中にあった複数のハードルを超えてきたというかなぎ倒してきた」
▼ハードル例
①ジュニアは怖いし嫌
②推しは年上じゃなきゃ嫌
③今更途中参加で推すのは嫌
④休校期間に衝動的に推し作るのは嫌 etc...
ダンス動画を数回視聴した私が総力を挙げ、悶々とした気持ちで猪狩蒼弥やHiHi Jetsについて検索を掛けること数時間。
運命の神様は無慈悲です。最低限の情報を装備したぐらいのタイミングで、何とも都合良く2本目の動画の通知が来ます。
HiHi Jets 【バンジーのご褒美】なぜ…茨城で沖縄料理?
迷うことなく通知を開いた、やけに冷静な私。視聴中に気付いてしまいます。猪狩蒼弥さん多分大変だし、HiHi Jetsさん自体が多分大変。(脳死語彙)
猪狩さん切り返しの機転が効くなぁ…頭の回転速いのかなあ…1人だけ食べれなかったのね…私がお腹いっぱい食べさせてあげるからね…てか左利きじゃん…あゝ死のう…(?)
面白かったで終われば良かったものの、知性の匂いを嗅ぎ取り、庇護欲を掻き立てられ、左利き性癖をぶち抜かれ、イケメン5人のお戯れを余すことなく見せつけられ、まんまと罠に掛かった私。
あろうことか、沖縄料理から辿って、引っ張ってブラザーズに引っ張られるがまま、バンジー動画にも手を出します。
沼落ちヲタク vs 引っ張ってブラザーズ
レディファイッ!!!!!
勝者:引っ張ってブラザーズ
さぁ、全ての準備は整いました。
ZENSHINで灯された小さな火に並々のガソリンを注いでしまった愚女の運命や如何に。
バンジー動画視聴後…
生き物が酸素を吸って二酸化炭素を吐くように、太陽が東から昇って西へ沈むように、月が満ち欠けを繰り返すように、潮が満ちては引いていくように、ごくごく当たり前な自然な営みとして、Hiつべを漁り散らかす日々が始まります。
ストチューブの時も中々の勢いでしたが、Hiつべはそれをも上回る有り得ないスピードでコンプリート。更にそれだけでは飽き足らずISLAND TVもしっかりチェック開始。堕落しきった休校期間だから出来たことでした。
そんなこんなで勢い付いてしまった落下運動。当然止まるはずもなく、このまま更にギアを入れて沼っていくことに。
正直な話、沖縄料理動画の下りまでは、衝撃的過ぎて事細かにに記憶しているのですが、その後、ノリノリで華麗なる転げ落ち芸をキメまくっている期間に関しては、記憶が散り散り。夢か現か幻か。
気付けば3月も終盤…
未視聴のHiつべが底をついた直後。
示し合わせたかのようにHLWYの配信日到来。
私は前世で、運命の神様の親を殺してしまったのかもしれません。あまりにも無慈悲。
HiHi Jetsのステージ。たかが15分、されど15分。
(呆気無く救急搬送)
うかうかと無防備なまま配信を視聴した私は、15分で披露された5曲にボッコボコにやられます。抵抗する術も無く集団リンチ状態。一瞬でノックアウト。ファイティングポーズなんて取れたもんじゃないのに、一生殴られる。
そんな中、脳内の菊池風磨の人格が「あなたはAEDを持って来て下さい!」と必死に叫んでくれていました。有難う菊池風磨さん。(人格マンションな脳内)
HLWYでバチボコアイドルやってるHiHi Jetsを享受し、その美味しさを知ってしまった私。まるで禁断の果実です。HLWYのアーカイブやYouTubeに上がっているパフォーマンス動画だけでは到底その飢えを凌げなくなりました。
その晩、耐え難い飢えに突き動かされるがまま、再びあれこれと調べ回していた私は、素顔4 Jr.盤の存在を認識します。
わたし「いや、まだ全然推しじゃないけど、とりあえず買おうかな?」
嘘つきは泥棒の始まりとよく言ったものですが、まだ推しじゃないまだ好きじゃないはどう考えても沼落ちのはじまりです。(この時点はもはや"はじまり"でもありませんがご愛嬌)
ひとまず素顔4を入手すべく、翌朝起きるや否や、近隣の店舗へ手当たり次第に電話を掛けまくります。ダメ元でしたが、複数ヶ所に掛け合っていると運良く在庫有りの店舗を発見。もはや運命。
空っぽの頭で久しぶりに外に繰り出し、即座にお店を目指しました。素顔4Jr.盤、無事滑り込み購入。足早に家路に着き、震える手で開封。噛り付くように見入りました。
(2度目の救急搬送)
在り来たりな表現ですが筆舌に尽くしがたい。
私のような新参者が拙い言葉で表現してしまうには、あまりに色々なものが詰まり過ぎた尊い尊い1枚。
アイドルってやっぱり綺麗だ。アイドルってやっぱり残酷だ。アイドルってやっぱり最高だ。そんな胸の奥底から湧き出づるどうしようもない昂ぶり。
「皆さん盛り上がれてますか。楽しめてますか。まだまだ俺たちの伝説始まったばっかなんでこれを最後にしないでください。」
ライブ終盤。ラブソーのイントロ。
微笑みを携えてマイクを握り締め、優しい声で優しい言葉を紡いだ猪狩蒼弥。その一言一句が痛くて苦しくて愛おしくて、何とも言い難いごちゃまぜの感情に心臓の真ん中がぎゅっとなりました。ジュニアに落ちまいと必死に足掻いていた私が、ここにきて初めて、偶然出会って何となく惹かれてしまっているけどこのアイドルなら愛したいなと素直に思いました。
右も左も分からぬ沼落ちヲタクがこの円盤について語れることは些少ながらも、沼落ちの過程で注ぎ込まれたコンテンツとして、この円盤は間違いなく決定打として作用したような気がしています。
素顔4履修後から、私の中の何かが明らかに吹っ切れたのです。
それからというもの…
気付けばアクスタやエロハンや写真をぽちり。あくる日は恋の病と野郎組DVDを、そのまたあくる日は裸の少年A盤を、何も考えずにぽちりぽちり。
休校期間は当初の予定から更に1ヵ月ほど延び、相変わらず何も無い生活。
まさに僕の部屋だけバグってる。夜も昼も上手く来ない。君を太陽にして無理矢理起きてる。そんな日々。(大森靖子節)
猪狩蒼弥の引力は日を追う毎に強まるばかりでした。
兎にも角にも、何を見ても惹かれ要素のオンパレード。探せど探せど嫌いになるに足る要素が無いのです。精一杯の抵抗も空しく、彼の一挙手一投足の全てに狂わされる私。
静かに着実に脳味噌を侵食されている感覚はありましたが、もうそこにかつて感じたような、誰かを推し始めることへの恐怖心はほとんど存在しませんでした。
そこにあるのは、私を取り巻くこの状況は、なるべくしてなった御縁なのだなという穏やかな受容。彼のもとでなら見たくない景色を見ることになってしまっても良い、許される限り彼を信じたいという静かな覚悟。
しかし、おかしなことに、この時点ではまだ、私は猪狩蒼弥のヲタクではないという謎の自信を持っています。(何故)
現実を直視できていないド新規ヲタク、Jr.ヲタとして生きる友人らのストーリーに頻繁に登場していた白いダンボール箱と初めて直に対峙し、青い星が散ったテープを剥がし、箱の中からこちらを覗いていた上裸の猪狩さんと目が合ってやっと気が付きます。
あれ?私もしかして沼ってる?(激遅)
やっと自分を俯瞰し、本当に取り返しのつかない地点まで来てしまったことを理解しますが、それでもなお、ラストスパートと言わんばかりに手加減なくぶつけられる数々のコンテンツ。野郎組を一気見したり、Hiつべを周回したりしているうちに、長かった休校期間にも終止符が打たれました。
今まで通りとはいかずとも、久しぶりに思い出す、人間らしさのある生活。
もしかして再開された生活に戻ればすべては無かったことに?的なコロナマジックをこの期に及んで主張しましたが、日常の忙しさに揉まれても、私の脳内の中央には、澄まし顔の猪狩蒼弥が鎮座しているのでした。
真っ当な人間としての生活を精一杯こなす傍らで、一向に緩む気配の無い断続的なコンテンツ供給。HLWY Jr.公演。裸の少年円盤。そしてトドメの一撃、Hiパラ。
Hiパラに関しては開かないはずの受験生スケジュールを無理矢理こじ開け、夏期講習の授業が終わり次第、塾からタクシーをぶち飛ばす3日間を送りました。KAT-TUNも驚くギリギリの生き様。走れメロスに次ぐ名作、走れヲタクでした。
「最後の死力を尽くして、ヲタクは走った。ヲタクの頭は空っぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけの分からぬ大きな力に引きずられて走った」
ほら。ぴったり。(太宰先生ごめんなさい)
止まらない供給にもう猪狩蒼弥無しでは生きられない女になる以外の術を失った私。
ふと気が付けばいつの間にか日曜日のHiTube投稿を心待ちにするようになり、金曜日の少クラを自ら録画するようになり、次々と出版される雑誌を手に取るようになり、ISLAND TVの更新を待つようになり、毎晩欠かさず伝記を読むようになっていました。
猪狩蒼弥やHiHi Jetsは知らぬ間に、私の幸せを形作る、生活の一部として息づくようになったのです。
そんなこんなで辿り着いた今日、2020年9月20日。
改めて親愛なる猪狩蒼弥様、
18歳のお誕生日おめでとうございます。
伝えたいことは尽きませんが、最大限の愛と感謝と敬意を込めて、時間が許す限りアイドル・猪狩蒼弥として生き抜いて欲しいと綴り、お祝いの言葉と代えさせていただきます。どうかこれからも好きに自由に我儘に、貴方らしく生きていてください。
最後になりましたが、18歳の猪狩さんは勿論、こんなところまでお付き合いくださった皆様にも幸多からんことを。
乱文乱筆失礼致しました。
2020.09.20
今回は突然思い立ち、23:59までに書き上げるべく、タイムアタック的に短時間で作成してしまったので、ポップに(?)起きた出来事を表面的に羅列する形で、比較的私個人の気持ちを含まないブログ仕上がったような気がしますが、受験が終わって時間が出来れば、猪狩蒼弥に対する激重感情・激重愛情みたいなものも綴っていきたいです。例えば猪狩蒼弥宗教論とか。(滲み出る危険思想)